中東の世界遺産で伐採したらヤバそう

中東は、インドプレートとユーラシアプレートの衝突で出来たヒマラヤ山脈のお陰で
南の暖かい空気が、パキスタンやアフガニスタンを経てアラビア半島に流れ込んでいたから、
氷河期後も早い時期から緑豊かな地域だったそうです。
しかし、河の上流の森林伐採による土砂流出に加え、
過度の灌漑農業による表土の塩性化を招き次第に植物が育たなくなり、
給水設備で水の豊かペトラや棗椰子の生い茂ったパルミラ遺跡、
オアシス都市であったアル・アインの遺跡群など
多くの世界遺産が砂漠を行き交う商人たちの中継地として古くから栄えた地域です。

現在では、リオの環境条約の実行を確約される中東のアンカラで
砂漠化対処条約を締結しているので、
特に中東の世界遺産周辺での伐採はヤバイどころか、
大きな国際問題になるかもしれません。

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